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ピロリ菌は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因菌でもある!

胃がんの原因菌であるピロリ菌ですが、実は胃がんだけではなく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因菌であることもわかっています。つまり、ピロリ菌感染を放置することで様々な胃腸疾患を招く原因になるんです。

 

既にそういったことも研究の結果わかっていますし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍もピロリ菌を除菌しないと何度患部を手術したり治療したりしても再発することがわかっていますので、早急にピロリ菌の除菌治療を行うことが大切です。

胃潰瘍の症状や特徴は?

胃潰瘍とは胃酸が胃粘膜を消化してしまった症状のことです。普段は胃酸による胃粘膜の消化や分解に対する仕組みを胃粘膜は持っていますが、この仕組みがピロリ菌やストレスなどが原因で傷つけられてしまうことで破壊されてしまい、胃酸で胃粘膜が攻撃されてしまうんです。

 

胃潰瘍は3つのタイミングに分かれると考えられており、活動期→治癒期→瘢痕期に分類されます。

 

胃潰瘍の活動期でも特に急性の場合には、潰瘍の周りが腫れて潰瘍部分が深くえぐられます。そして胃の内側がボコボコした形になります。症状が収まると腫れが引き、潰瘍部分が徐々に白っぽい苔状になります。

 

治癒期になると腫れも改善し、潰瘍部分も縮小します。白っぽい苔状になった部分も小さくなり、どんどん症状が改善します。

 

瘢痕期になると、白い部分がなくなり赤い傷跡→白い傷跡と変化し、結果として傷跡が残ってしまいます。

 

胃潰瘍の自覚症状の9割が腹痛で、その殆どがみぞおちが鈍く痛むという症状を感じます。特に胃潰瘍は食後に痛みが出ることが多く、食べ過ぎると痛みが持続する時間が長くなるという特徴があります。

 

腹痛の強さと胃潰瘍の程度にはあまり関係性がなく、胃潰瘍になってもまったく自覚症状の出ない人もおり、気付かずに完治している人もいますが、腫瘍部分に穴があき穿孔性潰瘍になって激痛が走ることで胃潰瘍に気づく人もいます。

 

その他にも胃潰瘍の症状には、胸焼けや食欲低下・吐き気・嘔吐による体重減少、症状が悪化すると吐血することもありますので、胃潰瘍の状態が悪化する前にできるだけ早く病院での診察を受けることをおすすめします。

十二指腸潰瘍の症状や特徴は?

十二指腸潰瘍とはストレスや胃に付着するピロリ菌等の影響で、粘膜がただれ傷ついてしまい潰瘍ができる病気だといわれています。症状が悪化すると、薄い十二指腸の粘膜が破れ、出血したり穴が空いてしまうので、注意が必要です。

 

胃潰瘍は満腹時に痛みを感じますが、十二指腸潰瘍は胃潰瘍とは逆に空腹時に症状を感じます。特に十二指腸潰瘍で多いのが、夜中にお腹の上の部分に痛みを感じ、吐き気や胸焼けを併発することもあります。

 

十二指腸潰瘍が酷く、十二指腸に穴が空いた場合には激痛が走ります。その開いた穴から消化中の食べ物が流れ出すことで炎症などの二次感染を引き起こすと手術が必要になります。もしそのまま放置すると命の危険性すらありますので本当に危険な症状です。

 

十二指腸潰瘍の主な特徴は、

 

  • 20〜40歳で多く発症する
  • 空腹時や夜間に腹痛を感じる
  • 食欲不振が続く
  • 吐き気や胸焼けが続く
  • 下痢が止まらない
  • 吐血や下血が起こる
  • 背中が痛む

 

このような症状がある場合には、十二指腸潰瘍を疑ったほうが良いでしょう。

 

ピロリ菌が胃潰瘍も十二指腸潰瘍にも原因となっています。現在の研究では胃潰瘍の9割以上、十二指腸潰瘍の7割以上がピロリ菌感染が原因だと言われています。

 

だからこそ、ピロリ菌は早めに除菌したほうが良いのです。これは胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や改善だけではなく、将来的な胃がんの発病リスクを大きく低減させることにも繋がりますので、ピロリ菌感染が発覚したらできるだけ速やかに除菌治療を行いましょう。