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日本人の年間の胃がん発症者は約13万人以上

これが胃がんの現状です。毎年13万人以上の人が新たに胃がんを発症し、5万人ほどの日本人が胃がんが原因で死亡しています。ここ数年、胃がん患者は減少傾向にありますが、それでも日本人に部位別死亡者数の上位2〜3位をウロウロしています。

 

少し前に俳優の渡辺謙さんが人間ドックで発見した胃がんを内視鏡手術で除去しましたよね?それくらい初期段階で発見できれば、胃がんは完全に治る病気なんです。でも症状が進行してしまうと胃がんは5年生存率がどんどん下がってしまうので、早期発見&早期治療が非常に大切です。

 

発見される胃がんが内視鏡手術で除去できるサイズなら良いのですが、多くの人がもう少し後のステージで発見されたり、最近はなかなか発見が難しいスキルス性胃がんを発症し、発見時には既に手遅れになっている若い女性が増えています。

胃がん転移後の生存率はたった7%という事実

年々死亡率が低下してきている胃がんですが、スキルス性胃がんの様に転移が進むと生存率がどんどん下がることがデータでもわかっていますので、やはり胃がんの原因因子であるピロリ菌の除菌治療は少しでも早い段階で行うべきです。

 

胃がんの最近の傾向として死亡率の急激な低下があります。直近の50年間で男性の死亡率は3分の1、女性の死亡率も4分の1まで激減していますが、発見が遅れ転移してしまうと生存率が大幅に減少します。

 

がん診療連携拠点病院(2007年生存率統計)によると早期胃がんと診断された人の5年生存率は、93.6%と非常に高い状態ですが、肝臓等に転移している場合には、僅か7.1%にまで低下します。

2016年最新がん統計予測で胃がん患者数が増加!

2016年最新がん統計予測発表が国立がんセンターから発表され、新規がん罹患患者数が100万人、死亡者数が37.4万人増えることがわかりました。そして、胃がん患者数が増加する予測が出ています。ここ数年、ずっと減少傾向にあった胃がん患者数が増加に転じる可能性が高いそうです。

 

国立がんセンターの発表でわかったことは部位別の癌罹患数に大きな変化が起こっているという現状で、昨年までの罹患数は大腸→肺→胃という順番で、死亡数は肺→大腸→胃という順番でしたが、罹患数が大腸→胃→肺という形で、胃がん患者数が増える傾向にあることがわかりました。

 

胃がんの原因であるピロリ菌の除菌に対する保険適用の範囲も広がったり、中学生に対する新たなピロリ菌検査が行われたり、ホリエモンがピロリ菌治療の促進キャンペーンを行い、除菌治療も進んでいるはずなのに、それでも胃がん患者数が増える予測が出ています。

 

胃がんは初期症状を見逃さなければ重篤化を防げますし、何よりもピロリ菌の除菌治療を行うことで、胃がんを発病するリスクを大幅に軽減できます。普段から慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気を持っている人は確実にピロリ菌感染検査と除菌治療を行うようにしましょう。

胃がんの初期症状とは?

・胃や胸のもたれる感じ
・みぞおちの痛みや不快感
・繰り返す吐き気やゲップ
・食欲不振
・やや黒い便(胃の中の出血によって便の色が変わるため起きます)
・半年で10%以上などの大幅な体重減少
・貧血による倦怠(けんたい)感
・息切れ、ふらつき−−

 

などの症状が繰り返し起こるようになりますので、体が発しているアラームを見逃さないようにしましょう。初期段階で病院に行けば、内視鏡手術で治療ができますので、仕事や生活への影響も限定されます。

 

くれぐれも胃がんを悪化させないことが大切。未だに部位別死亡率の第3位が胃がんです。重篤化することで死亡率の高まる疾患ですので、十分に注意するようにしましょう。

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